Shinji log

福岡在住。輸出入ビジネスをしています。

家の購入は、ロケーションと条件を決めて3年スパンでさがすことが大事

f:id:Tempuman:20170316080119j:plain

どうもこんにちは、シンジです。

 

昨日ぼくの尊敬している経営者の方と、不動産の購入の仕方について話が盛り上がりました。

ぼくは不動産仲介の営業をしていたので、自分の知っていることと意見をできる限り伝えました。

その中で出てきたことをまとめてみます。

 

大前提ですが、家の購入はあせらずに探すことがポイントです。

タイトルにも書きましたが、ロケーションと条件を決めて3年ほどかけて見ていくことが、いい物件を探すコツのように思います。

 

 

不動産は動かせないからこそロケーションを一番に考える

不動産の一番のデメリットは何でしょうか?

 

動かせないことです(笑)。

 

だからこそロケーションを一番に考える必要があります。

もうなによりもロケーションです。

買った後にロケーションだけはどうすることもできません。

そのために買う前にロケーションを大前提に考えます。

 

持ち主は、居住用であれ投資用であれ、いらないものから売っていく

中古物件を例に出しますが、物件が市場に出るということは、売主が売ると判断したことになります。

ただの引っ越しとも考えられますが、いくつか物件を持っている人も珍しくありません。

そういう人の場合、いい物件はなるべく売りたくありません。

状況が悪くなっても、いくつか物件を持っているときはいらないものから売っていくと思います。

いい物件は一番最後まで持っておきたいものです。

そうです、いい物件が出ることは、なかなかないのです。

 

ただ物件購入を考えている人は、買いたい衝動が出てくるとなかなか抑えられません。

大きい買い物のため、ストレスを感じます。

そうするといい物件を気長に待つことをできず、営業マンの言葉を信じて物件を購入してしまうのです。

 

いい物件はふとした拍子に市場に出てきて、すぐに消えていきます。

 

いい物件でも必ず市場に出る

いい物件は市場に出ることなく、内々で取引が進められると思っている人は多いと思います。

ただこれはありえません。

もちろん物件が出た瞬間に、付き合いのある顧客に紹介しますが、ここで即決することはそこまで多くありません。

仲介業者は売主様の手前、なるべく早く決めたいですし、営業活動をしている証拠をつくりたいので、インターネット情報、新聞、不動産紹介雑誌を使って、情報を載せていきます。

今の時代は、情報はとくに速いです。

 

条件をしっかり決め、ひたすら待つ

家族がいれば、家族を交えて条件を徹底的に話し合うことが重要になってきます。

不動産は多種多様ですから、予算をかければキリがありません。

 

その中で迷わずに決断するためには、絶対に譲れないポイントとそうではないポイントをはっきり分けておくことですね。

たとえば、南向きのバルコニーや水回り、築年数、階数(マンションの場合)など、どこを一番に考えるか、どこを妥協するかです。

全てを満たしてくれる物件というのは、予算の条件を満たしてくれないことがほとんどです。

 

ロケーションに関しても、いい悪いと感じるのは、人それぞれです。

ご家族が近くにいる場合もあれば、職場の関係もありますから、ご自身でしっかり決めることです。

 

そして条件が決まったら、情報をつねに見てひたすら待ちます。

日課にするほど毎日見ます。

もうこれしかありません。

これを気長に3年続ければ、ほとんどの場合いい物件が出てくる瞬間に出会います。

 

一番の条件はやっぱりお金

一番の条件というのはお金、予算です。

住宅ローンというカタチにしてしまうと、月々の支払いだけに目がいきがちで、今の家賃とくらべてしまいます。

住宅ローンは借金するのであり、金利も払うことになりますし、これから何十年と借金を返済していくことになります。

ここを軽く考えて、目先の家の良さに目がくらんで予算をあげてしまうと、後々後悔してしまうでしょう。

予算の条件だけは、何が何でも守りましょう。

 

住宅ローン年数は最長25年にする

住宅ローンの年数は、35年まで設定できます。

35年にすると月々の支払いは安くなりますが、金利を支払う額が上がってしまいます。

35年は単純に長すぎます。

家の購入を検討する平均年齢は30代後半でしょう。

そこから35年だと70才近くになってしまいますよ。

繰り上げ返済すればいいと思っていませんか?

家計はいったん回りだすと、なかなか変えることができません。

加えて子供がいると、いろいろと出費が多くなってきます。

それであれば、月々の支払額が上がっても、住宅ローンは25年までで設定した方がいいと思います。

 

今の時代の不動産の買い方

不動産に関していうと、いまだに昭和の価値観が残っていると思います。

大企業であっても安定しない今の世の中、住宅ローンを35年で設定するというのは、かなり危険です。

ましてやボーナス払いなんて、絶対しない方が安全です。

今は2017年です。

今の時代の不動産の買い方は、身の丈にあった小さな拠点のようなものを探すことです。

一生の買い物というような価値観はもう時代に合っていません。

 

自分をその場所に縛るようなものではなく、必要があれば売却できるようなものであることが理想です。

売却できるということは、ローンの金額も小さく年数も短くしておくということです。

いつでも逃げられるようにしておくということですかね。

そうすると自分たちの拠点が確保されながらも、縛られずに気分が楽になるということになります。

ぜひ3年をめどに、あせらずによい物件を探していきましょう。