ワイナリーの観光地化に見る日本の酒蔵の可能性を探ってみる
どうもこんにちは、シンジです。
オーストラリアに住んでいたころは、暇があればよくワイナリーに行って、試飲をしたり、チーズを食べたり、近くのファーマーズマーケットで物を買ったりして楽しんでいました。
ぼくの住んでいた地域からワイナリーのエリアまでは、高速を通って約1時間くらいでした。
けっこう有名なワイナリーのエリアだったので、とても恵まれていたと思います。
ワイナリーは観光地になっている
そのエリアには20以上の大小のワイナリーが点在していて、そこをいくつかまわります。
週末ともなるとかなりの人でにぎわっていて、各ワイナリーに併設されているレストランは予約がなければ入れないほどです。
このワイナリー併設のレストランは、高級レストランばかりで値段がかなり高いのですが、それでもたくさん人が入っていました。
外にもテーブルがあり、ワイナリーと大自然を眺めながら食事とワインを楽しむのです。
ワイナリーは宿泊施設もある
また宿泊施設もあります。
古くて味のある建物を宿泊できるように改築し、食事付きでサービスを提供しています。
ホテルと変わらないほどの施設で、特別な日などに利用する人が多いようです。
日本の酒蔵は観光地ではない
日本にある酒蔵は、ワイナリーのように観光地ではなく、あくまでお酒を造る場所となっています。
もちろん一般客向けに解放されているところや、試飲や販売をしているスペースがありますが、一般客がさっと行って気軽に入れるような雰囲気ではないというのが正直なところです。
レストランや宿泊施設はほぼありません。
試飲のイベントは盛んにおこなわれていますが、それではなかなか差別化ができませんし、なにかイベント自体がどれも似ていて、薄っぺらく感じてしまいます。
もっと酒蔵自体で楽しめるような施設にすると、お客さんはもっと楽しめるのではないかと思うのですがどうなのでしょうか。
酒蔵には人を集める魅力がある
酒蔵は街から離れたところにあることが多いですが、だからこそ魅力を感じます。
酒蔵開きでは多くの人が集まるのですから、人を集める魅力はすごくあります。
そのため各酒蔵ごとに、通年でもっとさまざまなイベントやサービスを提供するようになると、もっと盛り上がるのではないでしょうか。
酒蔵でしか飲めない限定の種類や、併設のレストランでそこのお酒に合わせた最高の料理を出せばすごくおもしろいと思います。
日本の酒蔵はまだまだこれから世界へ広がる
日本の酒蔵はワイナリーと同様に観光地となりうる魅力を存分に持っています。
また外国人も気軽に訪れることができ、そこで素晴らしい魅力を伝えられる施設になれば、あっという間に世界に広がると思います。
それだけ魅力を感じるほど、独特で深い伝統が息づいています。
日本酒や焼酎は、まだまだこれから世界へ広がっていくと思います。
すごくおもしろく魅力のある日本の資源だと思います。